メニュー

みなさん運動していますか? その②

[2022.08.21]

こんにちは。石坂公介です。

今回は前回の続き、「みなさん運動していますか? その②」です。

 

 

国民病ともいわれる変形性関節症に対する運動療法は、鎮痛作用や抗炎症作用も期待できることが明らかになっています。

          

筋力強化訓練、関節可動域訓練、有酸素運動の継続が推奨されています。

 

 

変形性関節症の有酸素運動は一定以上の頻度を保ち、継続することが大切です(これが一番難しいですよね。また、関節可動域訓練、ストレッチで軟部組織が延ばされ、筋の柔軟性や関節弛緩性が拡大し、疼痛を軽減させる効果があります。

 

 

腰痛症に対してはWilliams体操やMckenzie体操など以前から報告されている体操があります。また、有酸素運動の有用性も指摘されており、ジョギング、水泳、エルゴメーター、トレッドミルのほか、ヨガ、ピラティス、太極拳なども良いとされています。

    

 

 

上記をふまえ、外来でも患者さんに色々と指導させていただくのですが、なかなか時間が作れない、という方はまず歩くこと(出来れば早歩き)からはじめてみるのはいかがでしょうか。私はスマホのアプリを活用して週4万歩以上を目標に歩いています。

 

一定歩数歩くとたまるスタンプを集めることで無料でドリンクがもらえるという某大手飲料メーカーのアプリや、某国民的RPGゲームをもとにしたアプリ(モンスターの方ではなく勇者の方)など、私も毎日使用しています。1日の歩数が数字で見えるのでやる気も維持できています。


歩くと仮想通貨が貯まるアプリもあるようです

 

 

ちなみに、今年の整形外科学会の講演で「1日15分の運動は死亡率を14%低下させ、これは寿命3年分にあたる」と発表されている先生もおられました。

みなさんもアプリやYouTubeなど色々活用して、一定以上の頻度を保ち、一緒に運動を継続しましょう!

 

 

 

石坂公介(おすすめがあればおしえてください)

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME