3月はカレンダー通りの診療です ~ネコ咬まれ、イヌ咬まれにご用心~
こんにちは。石坂公介です。
3月もカレンダー通りの診療となります。
年が明けてしばらくたちますが、この年末年始はペットに咬まれて受診する方が多くいらっしゃいました。コロナでペット達もストレスがたまっているのでしょうか。
ちなみに咬まれて数日後に「段々腫れてきたので心配で来ました」という方が多いのですが、実は要注意なんです。
イヌの犬歯はネコのそれに比べて比較的大きく、先端は若干丸みを帯びています。また本能として咬んだ時に首を振って肉を引きちぎろうとするため、比較的ハデな傷となります。そのためイヌにかまれた方はすぐに受診される方が多い印象です。激しくかまれた時は血管や神経の損傷、場所によっては骨折の可能性もあります。
イヌ咬傷で感染を起こす確率は5~25%と言われています
一方でネコの犬歯はイヌに比べ小型ですが鋭く尖っているため、傷口は小さいですが深く入り込んでいることがあります。傷が小さいので大したことはないと考えて、数日して腫れてくることが多いのです。ネコ咬傷は治療が遅れるため、イヌ咬傷に比べて治療期間が長くなる傾向にあります。
感染しやすさはネコ>ヒト>イヌです
ちなみに意外と多いのがヒト、です。喧嘩での受傷が多いのですが、ジャケットに袖を通すときに隣の人にぶつかって受傷し、ただの傷と思って放っておいたことから化膿性腱鞘炎となり手術に至ったケースを経験したこともあります。
ネコ、イヌ、ヒトなどに咬まれた際は、手遅れにならないように、早めの受診、必要に応じた抗生剤治療をおすすめします。
小さな傷でも甘く見ず、せっけんを使ってしっかり洗浄し、お近くの整形外科や外科、顔などの露出部の場合は形成外科にてご相談ください。
節分仕様のイヌ、ネコなのはご容赦ください 石坂公介