7月はカレンダー通りの診療となります ~東海道をゆく⑩~
真夏のような暑い日が毎日続いていますが、皆様おかわりありませんでしょうか。
食事や睡眠などを含めた健康管理、こまめな水分摂取で暑い夏を(まだ7月に入ったばかりですが)乗り切りましょう!
今月はカレンダー通りの診療となります。暑い日は外出を控えて、と言いたいところですが、暑い時間帯や雨が降っている日などはどこの病院やクリニックも比較的すいていることが多いと思いますのでおすすめかもしれません。お気をつけてお越しください。
3月某日、東海道を歩きました。今回は静岡駅から出発です。
8時過ぎ 静岡駅前で竹千代像と今川義元像
さすが家康公のお膝元、街中の道路は碁盤の目のようにきれいに整備され、駅から比較的遠く離れてもいろいろな店が軒を連ねていました。
繁華街を過ぎ住宅街に入っても道路はきれいにまっすぐ伸びています。
30分ほど歩くとあべかわもちで有名な安倍川にさしかかります。朝が早いため餅屋はまだ開店前でした。残念。
8時40分 餅屋前
安倍川橋は全長約490メートル、国の登録有形文化財だそうです。立派な橋でした。
今回のゴールは藤枝でしたが、旧東海道は丸子宿を通って藤枝宿へ至るため、1号線から離れて進みます。
右のほうが近そうと恨めしく撮影する9時
江戸幕府は街道を整備するにあたり、あちこちに松の木を植えたそうです。丸子宿にも1本だけ残っていました。
9時10分 1本残る松
丸子(まりこ)宿はかつての面影はほとんどなく、普通の住宅街といった印象でした。
脇本陣跡
庭先に立札
本陣跡は新しそう
9時30分、とろろで有名な丁子屋へ到着。慶長元年(1596年)創業で、広重が描いた丸子宿の名物とろろ汁の店です。こちらも残念ながら開店前でしたので泣く泣くスルーしました。
9時30分 とろろの口になっていましたがスルー
ちなみに丸子は日本の紅茶発祥の地だそうです。
30分ほど歩くと今日の山場、宇津ノ谷峠にさしかかります。丸子宿と岡部宿の間にあり、「伊勢物語にも登場する古代・中世の道である蔦の細道、近世の道としては東海道、現代の道では明治の道、大正、昭和、平成のそれぞれのルートやトンネルが残り、そのすべてが利用されているという道の博物館のような場所(「さすが静岡東海道 改訂版その2」より)」です。
住宅に挟まれるように続く急な石階段や坂道をしばらく上ると明治のトンネルに到着。トンネルの向こう側に行くとお父さんが豚になってしまうあの映画のようなトンネルです。
10時20分 明治のトンネル
夜なら確実に「出る」であろう暗さ
江戸時代にはないトンネルですが、せっかくなのでこちらを通ってほんの少しだけショートカットしました。
トンネルを抜けるとすぐに峠らしさを取り戻します。出口付近ではカエルが複数匹鳴いていましたが、見つけることはできませんでした。
ここからは下り坂ですが、
舗装されている道があれば
そうでない道もありました。
そしてトンネルを出て10分、ふもとへ到着。
10時40分 坂下地蔵堂
隣の岡部宿で昼食を摂る予定にしていたのですが、さすがに小腹がすいてきました。道の駅で軽く腹ごしらえでもしようと立ち寄ったそのときです。息子からのLINEに気づいてしまいました。
「熱が出ました」
今回の道程は東海道線の線路からも離れて歩くルートです。簡単には戻れません。高校生になる息子ですし、長男も在宅だったため心配はないと思ったのですが、さすがに断念しバスで静岡駅まで戻りました。
11時10分 バス停にて
今回の移動距離は予定の半分の12㎞ほどでした。次回はこのバス停から再開するか、しれっと藤枝駅から再開するか、悩み中です。
みなさん、体調管理にはくれぐれもご注意ください。ちなみに息子はインフルエンザもコロナも陰性でした。おなかの風邪がはやっていたようです。
石坂公介
