今年もよろしくお願いいたします ~ ヒートショックについて ~
2024年9月 富士市にて
みなさま、今年もよろしくおねがいいたします。
診療開始は1月6日(月)からとなります。お間違えの無いようにご来院ください。
年末から寒い日が続いていますが皆様お変わりありませんでしょうか。
寒い季節になるとヒートショック関連のニュースをよく目にすると思います。寒い脱衣所と温かい浴室や浴槽との温度差によって血圧が上下し、心臓や血管へ悪影響を及ぼすことで失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすことを言います。ヒートショック死のことを入浴関連死(Bath-related death)とも言うようです。
関連死のリスクについての報告を探してみると
・最高・最低気温の差が14℃以上の日や平均気温が前日から3℃以上低い日に多い
・湯温が40℃以上でリスクが高まる
・70代から80代に多く、74歳以下は男性が多く、80歳以上で女性が多い
・鹿児島県では最高気温15℃未満、最低気温8℃未満の日に有意に多いと報告
など様々あります。
予防としては
・冬には脱衣所を暖房する
・湯温を42℃未満にする
・長湯をしない
・高齢者は一番風呂を避ける
・首まで深くつからない
ことなどが重要だそうです。
入浴中とその前後の温度差をできるだけ小さくすることが重要なポイントです。寒い日に熱い湯につかるのは気持ちの良いものですが、くれぐれもご注意ください。
ヒートショック予報というものもあるのでご参考にしてください。
石坂公介